ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO-ナルト- 674 サスケの輪廻眼…!! 今週のジャンプ・ナルト感想 (WJ22/23合併号) その3

NARUTO:674 サスケの輪廻眼…!! その3

 
すみません相変わらずの長文で… で、次は、

・「サスケの対処とナルトの対応」についてちょっと。

 「マダラの能力」に関しては、いち早く分析したサスケがナルトに「よくわかる解説」をしてますが、「サスケの新能力」についてはナルトも…案外と早く「分かった」みたいなんですよね。
 
《ナルトの左側にあったハズの刀が、いつの間にかナルトの右側にきてる》とか《ナルトの右側にいたハズのサスケがナルトの左側にいる》とか…分かり難いんですが(汗)、最初は「え!?」と驚いたナルトが、次には「!」の反応になってる… つまり、ナルトは何となく「分かった」のだと思います「何となく」だけど(笑)

おそらくナルトは理論的に理解はしてなくて「何だか分からないけど」こうしたらああなる…程度に「感覚で」分かったんじゃないだろうか。 この程度の理解じゃあ「科学の論文」は書けないだろうけど、とりあえず「実戦で応用」は出来る。 ナルトは感覚で捉え、手さぐりで試しながら確認していく「実戦で覚えて理解していくタイプ」ですもんね。 
 「マダラの輪墓」に関しても、ナルトはまずは「感覚的に掴んで」、623話のように影マダラの攻撃をかわす等、即「対応」することは出来る。だけど、ナルトが掴んでいるのは漠然とした感覚…  その点、サスケは相手を細かく見て「理解」する。
 
 マダラが《輪墓の継続時間とその発動間隔…そしてそれに対する対処法を想定したか…》とサスケの分析能力に感心していたけど、しっかりと理解している分、サスケは「対処」「対策」を考えることが出来る。
 
 
サスケの「対処、対策」とナルトの「対応」…

 
辞書的には「対処、対策」「対応」に大きな違いは無さそうなんだけど、私としては「違い」を感じておりまして… そこにサスケとナルトの「違い」があるように感じています。

同じモノに「対」しても、サスケは冷静に分析して判断し、相手に応じた策を考える(=「対処、対策」)。 ナルトは相手と向き合って「感じ取って」、相手や状況に応じて柔軟に行動する(=「対応…あくまで「個人のイメージ」ですが。
 
サスケのような対処対策型の理解法と、ナルトのような対応型の理解法…それは当ブログでちょいちょい語ってる「理解」に於ける2つのパターン、「アタマでの理解とココロでの理解」に当てはまるんじゃないか…とも思ったのですが、今回改めて感じたのは、どちらの理解の仕方も「同じぐらい大切」だということです。
 

《人が本当の意味で理解しあうこと》…これは自来也がナルトに託した課題であり(45巻416話)この戦争編の重要テーマの1つですが、このブログでは「カカシ」を通して「理解の2パターン」についてずっと考えてきました(それは60巻567話でカカシに「理解力フラグ」が立ったからなんですが)。
 
 カカシは典型的な「頭での理解(理論的な理解)」が得意なタイプですが、オビトのことを理解しようとしてあれこれ迷ってしまい…しかしミナト先生の一言のおかげで「余計な肩の力」が抜け、少しずつ自分の「本心」に近づいていきます。 
ついに666話では「細かい事や理屈」は置いといて、とにかく「オビトという奴を信じて」オビトの指示通りにナルト(とサクラ)を時空間に飛ばし、オビトを時空間に送り込み、共闘とナルトの復活を成功させた…  
 実際にオビトが「ナルトをどうするのか」ハッキリとは分からないし、何の「保証」もない中で、カカシは「オビトを信じた」…  
 
 
 日頃は「頭で理解」しようとするカカシが、力を抜いて「心で感じた通り」になってみたら、見えてきた《本当はオビトって奴を今も(変わらず)信じている自分》…自分の本心。 
 普段は「優れた分析」で的確に指示を出すカカシだけど、たまには力を抜いてナルト式の発想をしてみるのもいいかもしれない…「本当の自分」が見えてくるかもしれないから。

 
で…なぜここで「カカシとオビト」の話をしたかというと、同じパターンを今週、教え子達の「ナルトとサスケ」が見せてくれたからなんです。
 
 
・そして、いよいよ螺旋丸×千鳥(1回目)
 
 
《仙法・磁遁螺旋丸!!》 (ナルト)
 
(守鶴の力「磁遁」を借りた螺旋丸。ナルト…671話ではちゃんと守鶴の名前知ってたのに「忘れたの?」 …というか「磁遁螺旋丸」はボールみたいで可愛らしい)
 
《オレにも六道仙人の力が…》 (サスケ)
 
《千鳥!!》
 
今週はサスケの「心の声」が多く描かれてますね、久々だなぁ…! 
もうサスケの「本心」を隠す必要が無くなった…って事ですね。 
そして久々の「千鳥」… どこか絵的にダルイの「黒斑差(くろぱんさ、黒い雷)」を彷彿とさせる千鳥ですが、「六道の力」仕込みなら、仙人の陰遁の力が籠められた千鳥なのでしょうか(今週冒頭でマダラは「仙法・隠遁雷派」を使ってましたね)。
 
 
で…次の会話がね、とにかくこれがいいんです。今週はこれに感動しました。
 
 
「ナルト それをオレに向かって打て! 
それで上手くいく!」
 
「ちっとイラつくけど疑う余地はねーな!」
 
 
《それで上手くいく》と《疑う余地はねー》… 
サスケの《細かいことは抜きでオレの言うことを信じろ》的な言い方と、ナルトの《全面的にお前を信じる!》的な答え。もうね、これは完璧な「信頼」。泣けてくる。
 
マダラが居る前で、サスケは作戦の「詳細」は説明できない…だからナルトを信じて作戦を伝える(それもナルトが全面的に“信じてくれる”ことを信じて)。
ナルトは、サスケの作戦の「おおよその意味」は分かるんだろうけど(感覚的に)、「どうしてそうなるのか」とか細かい事までは、おそらく掴んでない。だけど…サスケの言う通りにすれば上手くいくと「信じた」。それは「サスケという奴を信じてるから」。
 
《細かい事まで伝えられない》けど《オレを信じろ》というサスケに…
《細かい事まで分からない》けど《サスケを信じる》ナルト…最高の信頼があったからこそ、出来た共闘。
 
 そして、それは「サスケならではの見事な策」「ナルトならではの柔軟な対応」のコラボでもあり… 互いを信じる想いを基にした見事な共闘っぷりは、たとえ結果はハズレであっても十分「成功」だった、見事だったと思います。 
 こうやって「闘って」、少しずつ失った時間を取り戻していくんじゃないのかな…この2人も。
 
そして…
 
《ドコ》と左右からマダラを挟み、《磁遁螺旋丸と千鳥》をぶつけるナルトとサスケ… 
 
 これ、ナルトとサスケが一瞬で「移動した」ようにも見えるけど、しかし瞬間移動音《フッ》の文字は「マダラ」に描かれているので、おそらく移動したのは「マダラ」じゃないか(?)と思います。ナルトは“サスケに言われた通り”その場で「サスケに向かって打った」だけなんじゃないのかな…?
 
 
「ナルト 六道仙人から授かった術…分かっているな!」
「オウ!今がその―――」 
 
 
その―――…「何」なんだってばよ(笑)

「今がその」といえば「約束の時(世界を変える時)」と続くような気がしますが、どうやら「その時」は…まだ、もうちょっと先かな。
 
六道仙人は「約束の時」の為に、ナルトとサスケに力を与えた…それをナルトは右手で、サスケは左手で受け取った。 
 ナルトは仙人の想いと自分の想いを「螺旋丸」に重ね、サスケは仙人の想いと自分の想いを「千鳥」に重ねたんじゃないだろうか。
 やっぱり…二人にとって「螺旋丸と千鳥」は最高に思い入れのある大切な特別な術。 そして螺旋丸と千鳥で「二人が力を合わせた時」、二人の想いが試される「約束の時」が訪れる(のでしょうか)。「運命に選ばれた二人」は…どういう「運命」を選ぶのか。
 
「ナルトは眼に力を宿した少年と戦うことになる」…ガマ丸仙人の「必ず当たる予言」は運命のようなモノだと思うのですが、この運命だって「変えられる」んじゃないかと思うんです。
「サスケを相手に戦う」のか「サスケと一緒に戦う」のか… 日本語的には「どっちとも解釈できる」ガマ丸仙人の予言は、運命は「担い手次第」で決まる、ナルトとサスケ次第であることを示しているんじゃないだろうか。
 
私としては、サスケが仙人に「千鳥の左手」を差し出した時点で、「サスケはもう大丈夫」だろう…と思っています。 千鳥は「仲間を守る為の力」であると、サスケも「もう迷わずに」思うことが出来るようになった証だと… 
もちろん二人が「本当の意味で理解し合う」のはこれからでしょうが、ま…細けーことは置いといて、とりあえず「信じる」。これが一番大切な事ではないでしょうか。
 
「螺旋丸と千鳥の共闘」…まだまだ続く、と思ってます。
そして「重ねるごとに」2人は少しずつ、理解し合っていくんじゃないだろうか…《拳を合わせることで》。
 

 
 
・そして輪廻眼を潰させようとしているオビト、写輪眼を奪われたカカシですが。
 
(サクラに輪廻眼を潰すように言うオビト、それを「分かってる」とはいえ躊躇するサクラ。 そして攻撃を逃れたマダラは、超スピードでカカシのところへ行き一瞬で写輪眼を奪い取り、一瞬で左目に装着、サスケに胴体を斬られるも神威で時空間へ飛ぶ)
 
サクラがオビトの眼を潰すのに躊躇する気持ち… これもアタマじゃ「分かってる」んだろうけど、手が震えちゃってますね。 サクラは医療忍者だし、眼を抉るぐらい朝飯前(?)に思えるんですが、こういう時サクラ本来の「優しさ」が出ちゃうんですよね。 今のサクラには、オビトは「敵」ではなく「ナルトを助けてくれた味方」にしか見えないんじゃないだろうか。「アナタは敵」なんて自分に言い聞かせつつ、そう思っていない自分の「本心」に揺れる…サクラも「頭じゃ理解不能な何か」に気付き、戸惑ってるかもしれない。
 

にしても…カカシィ!! (はぁ…とため息)。
 
カカシもかなり「ハァハァ」「ゼェゼェ」状態ですから、無理が蓄積してるのかも…体も「限界」にきているのかもしれません。 神威を連発してきたし、写輪眼そのものが「その眼に合う血族の身体ではない」カカシに大きな負担となっていたんだろうと思います(お疲れ様…)

奪われ方としてはナンだけど、でも…これでよかったのかもしれない…なんて思っちゃうんですよね(マダラに装着させてしまった事はまず過ぎるけど)。
というか…眼ってあんなに簡単に出し入れ出来るの?と不思議でしょうがない。もしかしたら「眼軸ナシ」のお手軽移植だからなんじゃないだろうか(よく分かってませんが)。
 
しかし、時空間にまでマダラが出入りできるとは、かなり「厄介」な事になりましたね。 今のところ時空間に「入れる(滞在できる)」のは「神威の眼を持つ者」だけ(過去にも神威ユーザーが居たなら、その人物も入れるのでしょうが…)。

この後、マダラはオビトから輪廻眼を奪返するのかどうか…いずれにせよ…そろそろ写輪眼は『オビトに返していいんじゃないか』という気もしています。 オビトだってもう…自分自身で「これから先」を見ることが出来るのだから(と思ってます)。
 
そしてカカシも、本来のカカシとして(サクモの息子としての自覚も出てきた事だし)「木ノ葉の白い牙」として(マスクを引っぺがして)本来の自分に戻るべき時が来たのではないかと思います。
 
 
 「約束の時」…全てが本来の姿に戻る時は、どの忍達にも訪れるのではないでしょうか。
 
  

 
☆とりあえず「眼を奪われたカカシ」のもとにサスケが来たわけだけど、今は「積もる話」をする時間も無さそうですね。 でも、出来れば伝えてあげてほしい…再び「千鳥」を使うようになったサスケに、「千鳥の誕生秘話、そして千鳥の本当の意味」を… 
「今のカカシ」だからこそ語れると思うんで、ぜひ、伝えてほしい…(願望)
 
 
 
 
☆次号までの間、時間があるので思いついたら訂正、加筆していくかもしれません…小記事もアップしていくと思います。
 
 
 
 
☆長駄文、読んでくださって感謝。
 
 
 
 
 

 
 
(ナルト好きブログ! 2014/04/29)