ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-  第10話「オレの物語…!!」感想

BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-  第10話「オレの物語…!!」感想


(やっと)劇場版の話が終わって、新しい話が始まりそう・・!!

ボルトの前に姿を現したのは、倒したはずのモモシキ本人なんだろうか? それとも精神体なのか、本体なのか・・ ともかく、その姿と声がボルトに語り掛けてきましたね。 それも「いかにも伏線っぽい」気になるようなことを・・


「なるほど貴様・・白眼の者の血が混じっているな」
「貴様の運命はよぉく見えるぞ・・」

「心せよ その青き瞳はいずれ貴様から全てを奪い去る・・」

「そして自覚せよ・・『神』を倒した者はもはや只人ではおれぬのだという事をな・・」

「その運命 しかと噛みしめて歩むがいい」


うむ・・ 白眼、青い瞳、神、そして運命。

「運命」とか出てくると、かつてネジが言っていた「日向の憎しみの運命」、「“籠の中の鳥”、逃れられない運命に縛られた証」、「一生拭い落とせぬ印を背負う運命」とか、ナルトが言ってた「オレが火影になってから日向を変えてやるよォ!」のセリフが思い浮かびます。 それから、第1部最後でネジが言った「その先(未来)が見えるまで」の言葉や、64巻でネジがナルトとヒナタを命を懸けて守って「呪いの運命からの解放」を託したことも・・ 

そもそもNARUTO世界に於ける《運命》とは何なんだろう・・・?


・「その運命 しかと噛みしめて歩むがいい」

NARUTO64巻では、ナルト達が「ネジの意志はまだ死んじゃいねーんだよ!!」と、十尾が作った「鳥かご」をぶち破る話がありました。 あの時の「忍達が十尾の鳥かごを破る画」は、これから先の展開を示していたような・・そんな気もします。

 だとしたら「運命」とは・・・「神が作った鳥かご」なのかな?


今回、ボルトが

「火影はオレにとってただのレールだ」

と言っていたけれど、ボルトは「親が示してくれたレール通りに歩く必要もない」と考えている。「運命」ってのも、神が作った「レール」・・・神のシナリオに沿った道なのかもしれない。 「鳥かご」にしても「レール」にしても、その範囲に居れば飼い主(作り主)が安全を保証してくれて「危険」から身を守れるんですよね。 だけど、それは「制約」でもある。

ボルトは「オレはオレの忍道を行ってやる!」とも言っていたけど、これまたどこかで聞いたような台詞ですよね。 NARUTO第4巻、波の国任務のあとでナルトが言っていたセリフ「よし今決めたってばよ!!オレはオレの忍道をいってやる!!」とまったく同じです。 ふたりとも忍道は違えど、根底の発想は同じ。

そして、これはもう「運命なんて変えてやる!」宣言ですよね。

ナルト父ちゃんも、物語のはじめにこの「宣言」をし、それを最後まで貫いた。 だからきっと・・・ボルトもこの宣言を最後まで貫くに違いない。



・「神」とは・・?

そして、ボルトの前にだけ姿を見せたモモシキらしき存在は、ボルトに「(お前は)神を倒した」と言っていた。 もしモモシキが「神」であるなら、そのわりには弱っちいと思ったけど・・あれは「完全体」ではなくって「仮の姿」でしかなかったのかもしれない。 あの姿も、モモシキという名前も「仮」のモノだろうか・・?

ところでNARUTO世界の「神」って、いったい何なんだろう?

私は今まで「十尾=神」と考えておりました。 今回のモモシキの言葉に拠れば、どうやらボルト達が向き合う相手は「神」になりそうだし、そして700話「ラストの語り(七代目は十尾を封印という語り)」を考えれば、次世代のボルト達が向き合う相手は「十尾」になるのもほぼ確実。 そう考えると、やっぱり「神=十尾」のような気もしてくるんだけど・・・はて、どうだろうか。


・「時でも止まったみてーに」

戦いの後、ボルトは右手を押さえてる・・どうやらそこには「呪印」のような印、「神の力を取り込んでしまった印」が出現していたようで。 

 神の力を得てしまったボルトは、モモシキ(仮に神)の「気配」に気付いています。ボルトだけ(サスケも何かを感じているけど)に感じられた「気配」・・・なんだかコレ、NARUTO65巻に出てくる「柱間が感じていた気配(おそらく黒ゼツの気配)」を思い出してしまいます。 
 感知系の扉間でさえ気づけなかった「気配」を、柱間だけが感じていた・・・終末の谷でも、柱間は黒ゼツの気配を感じていた。 あれは、もしかしたら「仙術(自然の力の一端)を得ていた柱間」だからこそ、その一端であるゼツを感じ取れたのかもしれないし・・・ 今回のボルトも「神の力の一端」を得たからこそ、神を感じ取る事が出来たのかもしれない。 

とにかく、ボルトは《とんでもない力》を得てしまったことになる。「神」の世界に通じる扉の鍵を、手に入れてしまったような・・


 そして、モモシキがボルトに語り掛けてきた時・・・たしかにナルト父ちゃんは「静止」してるみたいだった。 ボルトは「時でも止まったみてー」と言ってるけど、時やら空間を操れるのは「神ならでは」なのかもしれない。

忍達が使う「時空間忍術系の術には“神”の名を冠するものが多い」という話を前々からしておるのですが(飛雷神とか神威とか)、時空を操るのは本来「神だけに許される力」じゃないかと思ったりします。 だとしたら、今後「神」と向き合うボルト達には「時空間系忍術」は必須のような気もするし、今回「神の力の一端」を得たボルトにもその力が宿らないかなぁ・・なんて思ったりします。

今回も、ミツキがボルトのことを「さすが四代目の孫にして七代目の息子」と言ってましたが、ボルトが「忍術は爺ちゃん譲り」だったら・・・「飛雷神の術」が使えてもいいのになぁ・・!!


・青い瞳

 そして、爺ちゃん譲りといえば・・・ボルトの「ナルトより青い瞳」も、爺ちゃん譲りだったりするのかな? 爺ちゃんの「波風ミナト」の名前からイメージするのは、空や海の「ブルー」。 クシナがうずまき一族なのは分かったけど、ミナトのルーツは今も不明のまま。

そして・・「海や空」といえば、対するモノとして「大地」が思い浮かびます。そして、「大地」といえば、黒ゼツやら十尾が思い浮かぶ・・・


「海を飲み 地を裂き 山を運んでこの地を作ったとされる 祖そのもの」
(NARUTO594話、九喇嘛による「十尾」の説明)

「全テノ地ハオレソノモノダ・・・!!」 (NARUTO526話、黒ゼツの言葉)


 これらの言葉や「植物系の白ゼツ達」を考えると、十尾には「大地」のイメージもある。もしかしたら、ボルトの青い瞳に潜在する「ブルーの力」は、「大地」とは対するモノ・・・ あるいはペアとなる存在なんだろうか・・? 

 モモシキの「青き瞳はお前から全てを奪う」の意味はまだ分からない。 だけど、大筒木系の力である「白眼」の者が「ブルーの力」と共存することは、もしかしたら「本来相容れないモノが共存している状態」だったりするのかな? 
 ナルトとヒナタの結婚そのものが「運命に抗うこと」、神の敷いたレールから外れること、日向の運命を変えることの第一歩だったという事でしょうか。


・「『神』を倒した者は只人ではおれぬ」

・・とボルトは言われていたけれど、右手に呪印のような印が出来てましたね・・これが『神を倒した』ことで取り込んでしまった「神の力の一端」の証。 第1話の冒頭で、ボルトの右手には呪印がありましたけど、これだったんですね

イメージ 1

第1話に出てきた、ボルトとカワキの手の呪印。
ちょっと私には「神樹模様」にも見えた・・
ちなみにボルトの呪印の色は《青》。


大蛇丸の「呪印」も仙術チャクラを封じたものだったけど、ボルトの呪印も「神のエネルギーを封じたもの」といったところでしょうか。 今、ボルトの手に刻まれた印の形(◆)は、ちょっと綱手やサクラの「百豪の印」に似てますが、ここに封じられた力は仙術を超えるかもしれない「神の力」

「手に付けられたとんでもない能力」というと、ちょっと「カタスケの科学忍具」みたいですよね。 ボルトは懲りて反省もしてるし、そういったチートな力に安易に頼る事は無いだろうと思っています。だけど、それを「呪印=呪い」と受け取るのか、それともうまく共存して自分の「力」とするのか・・・

それは《ボルト次第》!!



・ボルトの「忍道

そして、ボルトはサラダの「サポート役」になることを宣言する。


「オレは火影に・・ならねェ!」
「火影になンのはお前だろ? だったらオレがサポート役だ! しっかり守ってやんよ!」


なんか・・かっこいいな、ボルト。 そして「サポート」ってのが、いかにも「ボルトらしい」。ボルトって「オレオレ」じゃなくって、「まわり」をいつも気にしている・・・

 たとえば、外伝では「母ちゃんが作った弁当を父ちゃんに届けようとしたのに、間に合わなかった」時も・・「せっかくオレが届けようとしたのに!」と怒ったのではなくて「せっかく母ちゃんが父ちゃんのために作ったのに!」と怒っていたり・・
ヒマワリの誕生日に父ちゃんが居なかったことも「ヒマワリがかわいそうだ」と怒っていた。 ボルトって、自分ファーストじゃなくって「他者ファースト」なのだ。

だから・・ボルトには《サポート役》が似合う。

今回の任務を通して、火影ってものが分かって・・サスケの弟子になって・・それでボルトも気持ちがハッキリしたんじゃないのかな?オレは「サポート役」のほうがいい!って。 そして・・

「オレが目指すのは・・サラダ」

《お前の父ちゃんみてェな忍だ!》

(このスッキリと前を見るボルトの横顔がいい)

サスケは、ナルト父ちゃんとボルト親子を「つないで」くれた。ボルトに「ナルトがどういう道を歩いてきたか」知るように語り・・ナルトという忍がどういう忍なのか分からせてくれて・・つないでくれた。そうやってサポートしてくれた。ボルトも、そういう忍になりたいんじゃないだろうか? 

ボルトがいつもしていることも、そういう事・・・「母ちゃんの弁当(愛情)を父ちゃんに届ける」とか・・「ヒマワリ(子)の想いを、父ちゃん(親)に伝える」とか・・ ボルトは、その名が示す通り「他者と他者をつなぐ」ことが得意なんですよね。 だから・・今回の任務でサスケがしてくれたような「つなぐ」サポートが向いているような気がする。

 それは七代目(ナルト)が 本来「相容れない関係」であった「尾獣と人」をつないだように・・ いつかボルトも「相容れない」関係である「神と人の子」を「つなぐ」役割をしてくれるんじゃないだろうか・・?

《神(親)と人の子(子供)》・・《白眼と青い瞳》・・そういった相容れないものをつないで共存させること。 それは神が決めた「運命に抗う」ことなのかもしれないけど・・それが《オレ(ボルト)の物語》になっていくんじゃないかと思ったりしています。


運命・・・? 只人ではいられねーだと・・・? 》

《運命だか呪いだか知らねーが オレの「忍道邪魔できるもんならやってみろ・・》

《只者で終わる気なんか最初(はな)からねぇ だってそうだろ オレは・・》

《忍者だ》

うん・・実に頼もしい。 ボルトには重たい「運命」とやらを跳ね返す、しなやかな強さがありそう。

そして・・最後のフレーズは、かつてナルト父ちゃんが言っていた《だから忍び耐える者・・忍者なんだろ オレ達は》を思わせたり、サスケが言っていた《それがオレ達・・忍者なのかもな》を思わせたり・・ さらに、第1巻冒頭で(将来の)ボルトがカワキに言ってた《だとしても・・オレは 忍者だ》に、つながっていくのだと思う。

将来、何が起こるのか分からないけど・・・第1話冒頭でボルトとカワキは「こうなるしか・・なかったのか」「そうだ・・忍の時代は終わる」と交わし、そのあとボルトが「だとしても オレは忍者だ」と言っている。 あのボルトの言葉には《運命だか呪いだか知らねーが「こうなるしかない」なんてことは無い!》という・・「少年時代のあの日の想い」があったのですね。


・・・次回、いよいよ始動する《オレの物語》が楽しみ!



☆今回完了した任務は、ナルトにとっての「波の国任務」のような・・ボルトの忍道を決める「最初の第一歩」だったのだと思う。 「親と子」そして「神と人の子」・・「チートな力と自分の力」。そして「呪いやら運命という制約からの解放」・・・これらは、これからのボルトの進む道の課題として出てくるのでしょうね、きっと。

☆砂の同世代「シンキ」も気になる雰囲気を持った忍ですよねぇ。あの子、ボルトのいいライバルになりそうなんだけど・・・

大人になった我愛羅は、カリスマ性が増しましたねぇ・・(プライベートが気になる)。

☆今週もサスケ・・「フン」って言ってますね、嬉しそうに。

☆モエギ班のゆる~い雰囲気もイイですねぇ(口は悪いけど)。

☆長駄文、読んでくださって感謝。





(ナルト好きブログ! ときどきボルト好きブログ! 2017 02/27)