ナルト好きブログ!(NARUTO考察・雑考)

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NARUTO ナルト474:火影としての覚悟・・!! 感想 (ジャンプ 1号)

NARUTO474:火影としての覚悟・・・!!(PART1:それぞれの想い)

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   「影の名を背負う覚悟を決めたなら 

   サスケの友としてお前が本当にやるべき事をやれ」

(※今週は内容が濃ゆすぎw、PART1とPART2に分けました。謝)

さて、今週号、感動だったのは・・1つは友情の絆。そして2つめは、イタチの想いです。
今週号、直接イタチが出てくるわけではないのすが・・今回のダンゾウとマダラの話からイタチの新たな「謎」が浮かび上がってきます(PART2)


サイが見抜いたサクラの心

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同期がサスケ処分を決めた報告に動揺するナルトに、サイはサクラの本心を伝えます。
サクラに口止めされていたのに、サイが喋っちゃったのは、
「サクラを放って置けないと思ったし・・ボクは第七班の一人だから」。

サイ、相変わらずポーカーフェイスだけどw 
いつのまにか人の気持ちを感じ取れるようになっていたんだなぁ。。
成長したな、サイ・・

サイが見抜いた、サクラの本心とは・・
ナルトを約束から解放するためサスケを諦めたと発言したこと、
そして自分の手でサスケを処分し、ナルトに恨まれることも覚悟しているということ。

サクラの告白を聞いて彼女の本心を見抜いたのは、多分サイとカカシの2人だけ。

カカシはこの前「サクラ、お前は・・」と険しい表情をしていたので、サクラの考えを見抜いていたと思います。でもサイの表情まではわからなかったw
あそこまでサイが見抜いていたとは・・!


サイがサクラの本心を見抜けたのは、サクラに「作り笑顔」を見たからでした。

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    (サクラの作り笑顔)

「サクラは笑って皆と協力すると言っていましたが 
それが作り笑いだと 今度は 見抜けましたから」(サイ)

「今度は」とサイが言ったのは、以前サクラの作り笑顔に騙されたことがあったからですw

以前とは・・
サスケの悪口を言ったサイにナルトが激怒した時。(32巻・286話)

サクラが笑顔で「ごめんなさい・・ナルトのことは許してあげて」と言った後、いきなり殴り「私のことは許さなくてもいいから」と言ったのでした・・

(サイ)「騙されたなァ 君のさっきの作り笑い・・・作り笑いにもそんな使い方があるんだね・・覚えておくよ」
・・・ ほんとに覚えてたw

「作り笑顔」といえば、そもそもサイが本家w
カカシ班に配属されたばかりの頃、「厄介ごとをやりすごすには 笑顔が一番」と言っていたっけ。
でも本心を誤魔化す時にも使うのだと、あの時サクラから学習していたんですねw

サイってのは感情がなく真っ白な分、何でも覚えたことを吸収しちゃう。まるで半紙に墨が染み込むように・・。

感情を取り戻そうと必死なサイは、普通誰もが見落としてしまうような些細なことも見逃さない。今のサイは、もしかしたら誰よりも人の心の動きを敏感に感じ取れるのでは?

サイは 自分の言葉がサクラを追い込んでしまったことにも責任を感じていたのでした。
普通周囲の目とか しがらみを気にして言えないことを、言えちゃうピュアなサイ。人を洞察する心も純粋だから、意外と本質を見抜けるのかもしれない。


サクラの本心、再び

サクラ、サスケが遠くにいけばいくほど、サスケへの想いが募っているのかもしれません。

サクラの告白!! 」の回で、「サスケくんはどんどん私から離れていくだけ・・」と言った時、表情が暗くなっていた(というか顔が描かれないことで表現されていた)ことでサクラのせつない気持ちが現れていました。

つまり、サクラは今もサスケ一筋。ナルトの事は大切な仲間としての「大好き」なのかな?

あと、サクラのあの時の告白。
ナルトを怒らせるような「軽薄な告白」をしたのは、約束からナルトを解放させるためだけではなかったと思います。
「ナルトに嫌われるため、あえて嫌な女を演じた」理由はなんだったのか?

それは、ナルトを約束から解放するだけでは足りないからです。ナルトに嫌われる必要があった。
いきなり大好きなサクラちゃんが「サスケを殺めた」なんて知ったら、ナルトは大ショック。
だから「サクラは嫌な女だ」とナルトに今から思わせておきたかった(ショックにワンクッション置くとでも言うのかな?)。
イヤなオンナ・サクラがサスケを殺したのなら、ナルトの恨みはサクラに向けられる・・。
サクラ、全てを含めて自分一人で背負う覚悟だったに違いない(と思うw)

そして、サスケを一人で殺める覚悟のもうひとつの理由。
あの2人に戦わせたくないという理由もあると思います。

サクラにとって、大切な二人が戦うことほど辛いことは無い・・

もちろん彼女一人でサスケを処分するなんて無鉄砲な話だし、結果としてナルトが苦しむかもしれません。いくら嫌なオンナ演技をしたからって、ナルトが本当にサクラを嫌いになるわけないだろうしなぁ。

ただし、彼女の行動が2人を思う優しさからのものであったことは理解してあげたいです。サクラもまた、第七班の一人として真剣に仲間を思っているのだから。。


カカシの思い

 
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   「一人でサスケを殺すつもりだな」

カカシの暗い表情。(やはりそうだったんだな)嫌な予感が的中してしまった・・そんな気持ちだと思います。
カカシも最初からサクラ、ナルト、サスケを見てきているから・・サクラがサスケを大好きだったのもよく知っているし、サクラがどんな子かもわかっている。

今までぶっちゃけサクラは綱手任せで放置気味だったカカシ、サクラがこんな覚悟をするほど追い詰められたこと・・・責任を感じていると思います。 
もとはといえば、サスケが里抜けしたことは上官のカカシに責任があるし。。。

我愛羅が到着し全てを報告「カカシ火影に」という話まで出たのに、

 カカシは完全にうわの空!

「あまり乗り気じゃないんだけどさ・・」「ま・・そうなるかどーも」
とブチブチ言いながら、カカシの目はずーーーっとナルトに釘付け・・

「この事(サスケの五影会談襲撃)を知ったナルトの胸中はごちゃごちゃだな・・・
さて・・どうしたものか・・」

自分が火影という話は聞き流しててwカカシの頭の中は、ナルトの心配が99%占めてますw  火影は1%だけですね、どーも。

カカシは自分が火影になるつもりは全くないと思います。ナルトを火影にしたいと思ってますから。
ただしこんな状況だし、今のナルトには無理だってことはわかっているので「里のために仕方ない」と引き受けたものの・・カカシはナルトが心配で仕方ないw

「さてどうしたものか」・・カカシはこういう場合、自分が盾になり仲間を守るという発想に行きがちです。

四代目や自来也は合理的にものを判断し、時には厳しいことを言って弟子に乗り越えさせる指導法。
でもカカシは弟子になるべく(精神的に)辛い思いはさせまいとする傾向があります(少し甘いw)

いつもナルトが言っている「仲間一人助けられないヤツが火影になんてなれるかよ」。

カカシが師として、抜け忍サスケを処分する考えを持てなかったのは・・ナルトの意志を尊重してのことだと思います。サスケを処分してしまったら、ナルトは一生後悔し立ち直れない。

雷影に直訴しにいくのを手伝ったのも、サスケを救う道を残してやりたかったから。
サスケを処分してしまったら、ナルトは一生火影にはならないでしょう・・。
カカシは、ナルトの夢を断つようなことはしたくなかったのだと思います。
ナルトを火影に・・それがカカシの、亡き師・四代目への想いでもあると思います。
そして・・弟子2人が戦うのはカカシにも耐えられない。
かつて終末の谷での辛い失敗・・あれを繰り返したくは無いはずなので、カカシが何か行動を起こす気もします。。


影として

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ここにいる誰もがナルトの力になりたいと思っているのに、どうしたものかと迷っている。

その中でただ一人毅然とナルトに答えたのは我愛羅

過去にサスケと同じような闇を体験し、そこから自ら光を求めて立ち直った我愛羅
かつて彼にはこんなことがありました・・・
風影になる決意をした頃、我愛羅を快く思わない人達が多かった正規部隊入りを自ら志願。周囲の理解を得て他者と繋がっていくために、あえて険しい道を選んだ・・
「努力し自ら切り拓くしかないんだ」(28巻、249話:風影として・・!!)

時には困難に立ち向かわなければならない。

我愛羅は、サスケへ友としてけじめをつけるために涙も流しているのです。
闇の力・・!! )

同じ闇を歩んだ者としてサスケの気持ち、そしてナルトの気持ち両方がわかる我愛羅だからこそ、言葉には重みがある。

「これは八尾と九尾 つまりお前を守る戦争でもある そして忍の世界の為
風影としてオレは命がけでお前を守る」

「ナルト、お前はオレに"自分は火影になる男"だと言ったな ・・
オレは風影になった」
「影の名を背負う覚悟を決めたなら サスケの友として
お前が本当にやるべき事をやれ」

お前はお前のやるべき事、サスケのことに向き合え・・我愛羅の里を越えた友情に胸が熱くなります。。。

我愛羅の言葉とサクラの行動で、ナルトは迷いを断ち切ってサスケに立ち向かう覚悟が出来るのではないでしょうか?



(感想後半ダンゾウVSトビについては、PART2にて・・長文続いて恐縮・・)